元彼・・・

続きから・・・

久しぶりの彼氏の声。

　　　　　「もしもし、俺。」

　　　　　「久しぶり。どぉしたの？」

どぉしたの何て私が言う言葉ではないけど

ついそんな言葉が出てしまった。

電話の内容はと言うと・・・

実は私は家を出てから前に住んでいた家の

家賃を払っていた。

何となく悪い気がして・・・

今回ソレが遅れているという事で

電話を掛けてきたのだった。

お金ってこういう時本当に嫌なものだ。

戻ってくるまで払うと言う約束をしていたけど

もう戻る事はない今

早く新しい家を探してほしかった。

でもはっきりと別れるとも言っていない

曖昧な関係だったので家を探してくれる

ワケもなく、家賃を払ったまま

住み続けていた。

だんだんお金の話にイライラしてきた私は

　　　　　「別れよう。だから早く家を探して。」

勢い任せに言った。

ついにその一言が言えた。

こんな形で大事な事を言ったのは

とても理不尽かもしれないけど。

そして彼氏は、

　　　　　「もう別れている様なもんじゃん。」

確かにそうだけど・・・

でもコレではっきりした。

すぐにでも家を探してくれるそうだ。

よかった。

　　　　　「それじゃ、元気でね。」

　　　　　「うん。そっちも元気で・・・」

そう言って電話を切った。

彼氏から元彼に変わった・・・

続く・・・

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