久しぶりに・・・
続きから・・・
勝手な私の家出から数週間後、
荷物を取りに家に向かった。
彼氏がいない時間帯だと分かっていながら
もしかしたらいるかもしれないと言う不安で
ちゃんと確認をした。
よし!・・・いない。
ほんの数週間前までは一緒に暮らしていた
彼の事をこんな風に思ってしまうなんて・・・
でも今はとても合わせる顔がなかった。
それにK君と一緒に来ているし・・・
ドキドキしながら玄関のドアを開ける。
空けた瞬間懐かしい匂いに襲われる。
まるでいつもの様に帰ってきたという雰囲気がした。
一体私がいなくなってからどんな生活を
しているのか・・・
ゆっくりとそんな事を確かめながら
各部屋を見回った。
彼氏は忙しい人だったのであまり
きちんと掃除がされていなかった。
家具などは何も変わっていないのに
数週間で男の一人暮らしの部屋に変わっていた。
続く・・・